Rails Tutorialを2周やってみての感想とこれからやる人へ
ざっくり内容
- Rails Tutorialのバージョン5.0を1周、Rails Tutorial 解説セミナー(こっちは5.1)を1回受けてみての感想を書いていきます。
- 1周目ですべてを理解するのはほぼ無理。
- 1周目は割と写経で精一杯。
- 2周目でなんとなく分かってくる。
- 解説セミナーは特に分かりにくいところをしっかり説明してくれるので、1周目でわからないところがある人や挫折した人にオススメ。
- これからやる人はまず1周やってみて、わからなかったところやつまずいたとこをメモしておき、2周目で理解に徹したほうが良い。
- もし作りたいアプリがある人は、作りたいものをどうやって実現させるかを念頭に入れてチュートリアルを進めると理解が進む。
Rails Tutorialって?
無料で公開されているRailsチュートリアル railstutorial.jp
とりあえずものすごいボリュームがあります。 全部やりきるには2週間 ~ 1ヶ月くらいかかるはずです。
無料でここまでボリュームがある、かつ継続的にアップデートされているものは他のフレームワークやテック系のチュートリアルでもないんじゃなかろうか。
Railsを触ってみたい、Railsでアプリを作りたいという人はまずやってみることをオススメします。
(注)あくまでRails初心者を対象としているのでプログラミング初心者には難しい内容になってます。プログラミング自体が初めてな人はまずProgateとかでプログラミングの基礎を習得することをオススメします。
チュートリアルをやってた期間
1周目(Rails5.0): 2017年7月中旬(20日くらい) ~ 8/11くらいまで
2周目(Rails5.1): 2017/8/11 ~ 8/13 , 8/19 ~ 8/20(計5日)
1周目の感想
もともとJavaでサーバーサイドの開発やGitの経験はあったが、今までの経験がほぼ生かせず、とにかく理解に苦労した。 やっていることややりたいことは分かるが、どういう仕組みで動いているのか説明せよと言われるととてもじゃないができなかった。
1周目はほぼ写経して動かすだけ。しっかり理解しようとするとRailsのみならず、Ruby, HTML, CSS, REST, MVC, ActiveRecordなども理解しなければならず心が折れそうになるので、とにかく動くものを作ることにフォーカスを当てた。
1周目は本当に「Railsってこんな感じなんだー」くらいRailsの表面をさらっと舐めるくらいまでしかできなかった。
2周目の感想
2周目は1回全てやっていたのに加え、解説セミナーだったのでチュートリアルで躓きやすい箇所をしっかり説明してもらい、1周目で理解できなかった部分はほとんど解決(理解)することができた。
特にログイン(セッション)周り、メール周り、多対多の紐付けなどは1周目で理解できなかった箇所が大量にあったが、その辺りを詳しく説明してもらったのでしっかり理解することができた。 おそらく解説セミナーに参加せず、2周目も自力でやっていたら理解できなかったと思う。
ただ2周目が終わってもあくまで基本の基本が分かっただけなので、継続して学習しないともっとRailsを深めることはできなさそう。
これからRailsチュートリアルをやる人へ
公式のRailsチュートリアルにも書いてありますが、1周目で大半を理解しようとすると辛くなります。2、3回やるつもりで最初は動くアプリを作ってみるくらい気楽に進めたほうが結果的に長続きすると思います。
ただもう作りたいアプリがある人はチュートリアルをやる際に創りたいアプリを実現するにはどうすればよいかということを考えながら進めると理解も深まるし、疑問点もたくさん浮かんでくると思います。そういった疑問点を周りの詳しい人に聞いたり、Railsコミュニティに参加し聞いてみるとより学びが深まると思います。
短期間で集中してやりきりたい人や、もっと理解を深めたい人、一周目で挫折してしまった人には解説セミナーがおすすめです。決して安くは無いですが得られるものも多いはずです。
Rubyの前提知識はなくても大丈夫と公式ページには書いてありますが、絶対にRubyの知識はあったほうが良いです。 とくにJavaなどの他の言語経験者はRubyの文法に混乱すると思うので(自分がそうでした)ドットインストールや書籍などでRubyの基礎知識をいれておくことをオススメします。
結論
Railsは難しい。でも楽しい。