お金が返ってくるオンライン英語レッスン・Lingoda Sprintを3ヶ月走りきった
はじめに
2020年の4月から3ヶ月間、1回1時間の英語のレッスンを週4~5のペースでやりきったので、熱が冷めないうちにやってみての感想を書いてみようと思い、1年以上ぶりにブログを書いてます。
書いてる人について
英語に苦手意識を持っている28才の男
ソフトウェアエンジニアとして働いています。
Lingoda Sprintってなに?
Lingodaというのはオンライン言語学習サービスのことで、 ドイツにあるLingoda社が提供しています。
日本語でのサービス紹介やプロモーションはまだやっていないようで、国内の認知度はそこまで高くなさそうです。
対応言語は英語、ビジネス英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語の5種類です。
Lingoda SprintというのはLingodaが提供するサービスの1つで、3ヶ月間一定のルールに沿って英語のレッスンを受けるとお金が返ってくるサービスのことです。
Lingoda SprintにはSprintとSuper Sprintという2種類あり、それぞれ内容や返ってくるお金の割合が異なります。
- Sprintは1ヶ月に1回1時間のグループレッスンを15回 x 3ヶ月やりきると受講料の50%が返ってくる
- Super Sprintは1ヶ月に1回1時間のグループレッスンを30回 x 3ヶ月やりきると受講料の100%が返ってくる
受講料が返ってくるにはSprintもSuper Sprintもクラスは1日1つまでしか受けられない制限があるので、Sprintは2日に1回・Super Sprintは毎日レッスンがある感じです。
なぜLingoda Sprintに参加したのか
私は英語が昔からあまり好きではなく、やらなきゃいけないのは分かっているが、苦手意識がありなかなか勉強が進まない状態でした。
一時期はスタディサプリのTOEICコースを使用していたこともありましたがあまり長続きせずやめてしまいました。 またListeningとReadingよりもSpeakingとWritingを大学卒業以来(正確には大学3年くらいから)全くやっておらず、正直危機感を感じ始めていたため、英語の勉強をしようと思って始めたのがLingoda Sprintでした。
もともとLingodaというサービスは全く知らず、たまたまYoutubeで海外の英語系Youtuberの方が紹介していたのをみて知った程度で、 お金が返ってくるんだ!ラッキーくらい軽いノリで始めました。
Lingoda Sprintに参加してみて
英語のレベルについて
LingodaではThe Common European Framework of Reference for Languages (CEFR) (ヨーロッパ言語共通参照枠) と呼ばれるガイドラインが出しているレベル分けにならってレベル分けがされています。 レベルはA1, A2, B1, B2, C1とあり以下のようなレベル感になっています。
レベル | レベル感 | TOEICでいうとこれくらいの点数 |
---|---|---|
A1 | 初学者 | 225未満 |
A2 | 初心者 | 225くらい |
B1 | 中級者 | 550くらい |
B2 | 準上級者 | 785くらい |
C1 | 上級者 | 945くらい |
※CEFRとTOEICのレベルの紐付けはこちらを参考にしました
レベルは事前にこちらのテストを受けて自分のレベルにあうコースを選択します。
私はB2レベルだったので、B2レベルの英語レッスンを3ヶ月受けていました。
レッスンについて
レッスンの内容
Lingodaでは先生と1対1のプライベートレッスンと先生一人に対して生徒が3~5人程度いるグループレッスンの2種類があります。 Sprintのレッスンは全てグループレッスンでした。
事前にLingodaの予約画面から自分の都合の良い時間で絞り、受けたいレッスンを選んで予約します。
レッスンは全てZoom上で行われました。 レッスンが始まる時間にマイページからZoomのリンクを開きそのままレッスンに参加する感じです。
LingodaではレッスンがGrammar, Reading, Writing, Speaking, Skillsの5つに別れており、全てのレッスンにテーマとPDFの教材がついています。
例えばGrammarレッスンだと"The Past Perfect(過去完了形)" とかReadingだと"Feng shui and Zen(風水と禅)" みたいなテーマ別のレッスンがあり、5種類をバランスよく受けていくことで英語の総合力をあげていくようなレッスンになっています。
レッスンの内容はかなりしっかり作り込まれている印象です。 基本的にどの先生も教材に沿って進めるのであまり外れのレッスンや内容が薄いレッスンはありませんでした。
むしろ事前に単語の意味を予習しておいたり、テキストの内容を把握しておかないとついていくのに厳しいレッスンもありました。
参加者について
私は平日の19時から23時くらいでレッスンを受けていました。
それらの時間帯では台湾・香港・ロシアの方と一緒にレッスンを受けることが多かったです。
中にはサウジアラビアやベラルーシ、ボスニアヘルツェゴビナ、コロンビア出身の方などもおり、かなりグローバルな環境でした。(小並ですが世界の人と繋がれてインターネットってスゲー!って思いました。)
日本の方はLingodaがあまり有名じゃないからか、3ヶ月のレッスンで3,4名くらいの人しか見かけませんでした。
英語力については基本的にレベル分けがされているので明らかにレベルが合わない人が参加することはありませんでしたが、英語の発音は出身国によって特有の訛りがあり、言っている事を理解するのに苦労することもありました。(特に生徒同士でディスカッションをするようなクラスだとめっちゃ集中しないと何言っているか分からないです)
先生について
他の英語サービスを知らないので比較はできませんが、Lingodaの先生のレベルは高いと思います。 基本的に全員英語はネイティブスピーカーで英語を教えた経験がある人(オンライン・オフライン)しかいませんでした。
中にはもう10年以上ある航空会社のパイロット向けに英語を教えているようなベテランの先生もいました。
レッスンの進め方は先生によってまちまちで、参加者を順場に当てていく先生もいれば、ランダムに当てていく先生もいて、進め方はある程度先生に任されているようです。(ただ教材はLingodaのものを使う)
先生によっては発音や文法のミスをちゃんと指摘してくれる先生もいれば、ある程度は流す先生もおり、この辺りも先生によって異なる感じです。 日本人あるあるだと思いますが、私はLとRの発音でよく指摘を受けました。
ちなみにレッスンの先生は事前に変わる可能性があります。 Lingodaではレッスンの予約はできますが、予約時の先生が変わってしまっても再予約などはできない(キャンセルすると予約してから30分以内じゃないとクレジットが返ってきません)ので注意してください。
レッスンを受けてみて
Sprintをはじめてから数年ぶりに英語で他者と会話をしたので、最初は自分が言いたいことをいうのにだいぶ苦労しました。 単語が出てこなかったり文法が出てこなかったりするのは当たり前で、事前に少し準備していないとレッスン始めたては全然中身のある会話をできませんでした。
しかし1ヶ月くらいたつと少しずつ英語が出てきたり、準備しなくても少しは自分の言いたいことが言えるようなってきました。今まで1ヶ月以上スピーキングやライティングを集中して学んだことがなかったのですが、1ヶ月で上達を体感できて英語学習を続けるモチベーションが湧いてきた事を覚えています。
また毎回知らない人と一緒にレッスンを受けるというのも自分には良い点でした。 よく知る人や友達と英語を話すのって少し恥ずかしくないですか? 発音や文法が間違ってたらどうしようとか余計なことに気がいってしまって英語学習に集中できないことが学生時代は多かったのですが、Lingodaでは毎回違う人とレッスンを受けるので、そういった変な恥ずかしさみたいなものを感じずに進められたのは始める前は想像もしていなかった点でした。
ただ何よりも良いのはやはり返金制度がある事です。
正直返金制度がなければ途中でレッスンをサボっていたと思います。モチベーションがわかない時も、「今日のレッスンに出ないとお金が返ってこない」と思うと渋々レッスンに出るようになり、レッスンに継続して出る事で上達し、モチベーションが上がるという良いサイクルになっているとてもうまいサービスの設計だと思いました。
今回のLingoda Sprintに参加して1番の収穫は英語力アップそのものよりも英語学習に対しての抵抗感がなくなったことかもしれません。
Sprintの結果は?
Sprintの結果は参加者が多いので9月ごろ?に結果が出るそうですが、1回だけどうしても仕事の都合で参加できないレッスンがあったので返金はおそらくされません😭
しかし英語学習の抵抗感を無くしモチベーションをあげてくれた事を考えると返金がなくても十分良いサービスだったと思います。
今後の英語学習はどうするか
今後はだいたい下記の方針で英語学習を進めていこうと考えています
- Mediumで気になる記事を読んで英語で情報のインプットをする
- Software Engineering DailyやYoutubeで生の英語を聞く
- Lingodaが
知らない間に課金されていたのでレッスンは週1~2回ほどの頻度で継続する - Brightureというオンラインのサービスを使ってみる
- まずはSpeech Fluencyというクラスから
実はBrighture代表の松井さんに英語学習相談をして上の方針を決めました。
松井さんからは生の英語(試験の教材のように殺菌されていない英語)に触れてインプットをすること、日本人にしては単語発音が良いが逆に音のつなぎはもっと上達できること、仕事で英語を使うならしっかりとしてWritingが重要との3つのアドバイスをいただいたので、上の方針で進めていこうと思っています。 (ちなみに発音は昔英語耳という本で練習したのでそこそこ発音はできるようになってました)
Lingodaでは(特に)英語を書く機会が思っていたよりも少なかったのと、発音や文章を流暢に読むような練習をするレッスンはなかったのでこれらを鍛えるためにBrightureを使ってみようと思っています。
Lingodaを使ってみようかなと思った方
Lingoda Sprintをやってみようと思った方
返金されるには守らないといけないルールがあるので事前にしっかり読む事をオススメします! レッスンは1日1回までなど学習を計画を立てる上で必要な情報があるためです。
またSprintやSuper Sprintは取らないといけないレッスンの数が決められていますが、レッスンの予約が取れることは保証していません。 レッスンを受けたい時間にレッスンがあるとは限らないので、学習のための時間がしっかり取れるか確かめたのちにプランを決める事をオススメします。
Sprintじゃなくてとりあえず試したい方
Lingodaでは登録すると7日間無料でレッスンを受けられます(グループレッスン3回 or プライベートレッスン1回)
登録時に以下のコードを使うと50ユーロ(6000円くらい)分の割引があるのでよかったら使ってみてください
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最後に
3ヶ月よくやった!えらい!
これからも頑張るぞ💪