「Zero to One」を読み返したので雑な要約をしてみた
Paypalを作ったピーター・ティールが書いた「Zero to One」を2015年に読んでから久しく放置していたのだが、久しぶりに読み返したところ、いろいろ学びがあったので雑なメモとして残す。
要点
- 「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」という問い
- 視点が未来に近くほどいい答えになる
- 進歩には2つの形がある
- 垂直的/集中的進歩
- 何か新しいことを行う
- テクノロジー
- 0 to 1
- 水平的/拡張的進歩
- 成功例をコピーする
- グローバリゼーション
- 1 to n
- 垂直的/集中的進歩
- グローバリゼーションよりテクノロジーの方が世界の未来を左右する
- ドットコムバブルの教訓が現在のビジネスの前提になっている
- 少しずつ段階的に進むこと
- 無駄なく柔軟であること
- ライバルのものを改良すること
- 販売ではなくプロダクトに集中すること
- 正しいのは上の前提の逆
- 小さな違いを追いかけるより大胆にかけた方がいい
- できの悪い計画でもないよりはいい
- 競争の激しい市場では収益が消失する
- 販売はプロダクトと同じくらい大切だ
- 完全競争下では長期的に利益を出す企業は存在しない
- 資本主義は資本の蓄積を前提に成り立つが完全競争下ではすべての商品が消滅する
- コモディティビジネスを行ってはならない
- 非独占企業は自社の独自性、独占を誇張する
- 独占企業は自社の市場を幾つかの市場の総和と定義することで独占をカモフラージュする
- 独占が成功企業の条件
- 競争はイデオロギー
- 企業価値は将来のキャッシュフローを創出する能力できまる
- 「このビジネスは10年後も存続しているか?」
- 独占企業の特徴
- 独占は小さな市場から始める
- 小さな市場の方が独占しやすい
- 小さな市場を支配したら拡大する
- 市場を最後に独占するのが大切
- ファーストムーバーでなくて良い
- リーンであることは手段であって目的ではない
- 大胆な計画のない反復はゼロから1を生み出さない
雑な感想
普段、仕事をしているとどうしても目先のタスクや短期的な成果を求めがちになってしまうが、そもそも「今のプロダクトは独占できるか?」「このビジネスは10年後も存続しているか?」「2番手より10倍優れているか?」という目線を失いがちだったと反省。これからはマーケットや技術動向を含めもっと俯瞰的に見れるようになりたい。